![スナップ写真のルールとマナー [朝日新書063] (朝日新書 63)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/115s%2BkuX6UL.jpg)
コンパクトデジカメや携帯カメラが普及して、写真を撮る機会が増えているけど、それに従って撮影者と被撮影者の間で問題も増えているらしい。原因は撮影者の厚顔無恥と、被撮影者の権利意識。このへんまではそうだよねという感じ。
Q&A形式で状況に従ってどう対応するべきかという構成で、読みやすいし理解しやすいんだけど、可否の判断のレベルがどっち付かずなケースが多いと思う。わざわざこういう本読んで、やめておいた方が無難ですとか書かれていると、そりゃ何にもしなければ無難だろうなと苦笑してしまう。
それが現実なんだろうけど、そうなると常識の範囲内で…というのとあんまりかわらないなと思うんだよね。
個人的には、公表の有無を問わず、見ず知らずの人に写真撮られてよい気分はしないのでそれで良いと思うし、自分が写真を撮る場合も見ず知らずの他人を被写体として撮影する事はまずしない。状況資料的写真の場合は観賞用ではないので人の顔が判別できる場合にモザイク等をかけるのに抵抗が無いし。
ただ、スナップ写真(観賞用)として趣味で撮影している人にとっては、人物が識別できてしまう写真をそのままWEBに載せられないという点でがっかり感の大きそうな内容ではある。Flickrなんてどうなるのよw。
簡単にまとめると以下の通り。
*被写体に対しては撮影の許可を取ろう。
*スナップ写真は記念撮影ではないので、どうしても事後になりがちだが許可を得よう。
*撮影許可を得れば、肖像に財産価値があるような有名人を覗けば写真展レベルの限定された露出しかないなら公表もOK。
*群衆のなかの顔が判別できないような人や、大道芸人のように見られる前提で活動している人の場合は許可はいらない。
*商用利用の場合は許可がいるし、お金の件も含めて相手と話し合う。
*撮影許可を得ても、WEBの場合は不特定多数が半永久的に閲覧できる上、二次利用の恐れもある為、人物が特定できるような場合はWEBに掲載する事も許可してもらわないといけない。
*許可を求めて断られたらすぐに引き下がること。
*撮影や公表が即違法となる訳ではないので、撮影及び公表がもめ事に繋がるかどうかは、発表した人が全責任を持って対応する覚悟が必要。
で、一応撮影を快諾してもらうにはどう交渉すれば良いかみたいな話も薄く書かれてるんだけど、正直、趣味であなたの顔が判別できる写真をWEBにアップしたいんだけどいいですか?という条件だと、まず常識的に考えて許諾するわけないだろと思った。
スナップ写真をWEBで公開するなんて事は、趣味程度の気持ちでやる物ではないのだ。